子供の言葉の問題は大きく分けてして発音(構音)と言語発達の障害があります。
また、大別した問題をさらにいくつかのタイプにわけることができます。
これらのタイプによって訓練方法やお母さん方の働きかけも少しずつ違ってきます。
お子さんの言葉の問題がどんなものか知っておくことは、言葉の問題を改善・発達
の促進をするために大変重要なことです。
言葉の発達の障害(以下言語発達遅滞)は何らかな理由で同年代の子供に比べ言葉が遅れている状態を言います。
@知的発達に伴う言語発達遅滞
子供の発達には運動・知的・生活自立・社会・言葉というようにさまざまな領域での発達があります。それぞれの発達が決まった順にばらつきなく横並びに発達していきます。このタイプのお子さんは言葉の発達だけが遅れているのではなく、他の発達領域においても言葉の遅れと同等に同年代のお子さんと比べて遅れています。ですから、言葉の訓練だけしていても言葉は促進されにくく、全体的な発達を促進していく必要があります。
A言葉に限局した言語発達遅滞
運動・生活・遊びも他の同年代の子供と同じようにできるにも関わらず、お母さんの言っていることや周りの話していることが理解できていないようだし、おしゃべりの遅い!!といった場合です。おしゃべりが遅いことに注目しがちですが、言葉が理解できていないためにおしゃべりも遅くなってきます。言葉の理解力をつけてあげる必要があります。
Bおしゃべりに限局した言語発達遅滞
運動・生活・遊びのみならずお母さんや周りの言うことは、同年代のお友達と同じようにわかっているのに、言葉が出てこない・かなり遅い・話し方がたどたどしい・・といった場合です。「話す」という言葉の発達に問題がありますから、おしゃべりの訓練に焦点を当てた訓練を行います。訓練が必要なタイプのお子さんです。
C自閉的傾向を伴う言語発達遅滞
言葉は人とコミュニケーションをとるために用いられる道具のようなものです。ですから、その道具を「使うぞ!!」と思わないとその道具は使えません。自閉的な傾向があると言葉を持っていても、それをコミュニケーションの道具として使うことが非常に下手くそになってしまいます。ですから、言葉をすこししか持っていない場合でもその言葉を増やすことと同時にその言葉を使う練習をする必要があります。
それ以外にも聴覚障害による言語発達の遅れもあります。
